8月20日、Cosme Park SAGA(通称:CosPa)初の首都圏イベントとして「SAGAn BEAUTY CONNECT」を開催し、首都圏でコスメビジネスに関わられている方やメディアの方を中心に、40名の方に参加いただきました。
佐賀から広がるコスメ産業の可能性
まずはゲストによる講演として、「コスメティック構想」を推進している一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター(JCC)の藤岡継美さんから「佐賀から広がるコスメ産業の可能性」をテーマにお話いただきました。
藤岡さんは佐賀県でコスメ事業に取り組む強みとして、自治体が耕作放棄地や農家との橋渡しを柔軟に行い、企業が原料づくりに参入しやすい環境がある点を挙げました。また、佐賀県ではコスメ企業同士の繋がりだけでなく、佐賀大学や佐賀県工業技術センターといった研究機関とのネットワーク、海外のコスメ産業クラスターとの連携など、多層的なつながりが佐賀独自の魅力となっており、このことがコスメ産業の拠点として選ばれる理由になっていることが紹介されました。
自然と共生する美しさを、佐賀から
また、佐賀県内の唐津市や玄海町で原料と成るハーブを栽培されている株式会社ACROの THREEホリスティック リサーチセンター センター長の佐井 賢太郎さんには「自然と共生する美しさを、佐賀から」というテーマでお話いただきました。
自社ブランドである「THREE」の取り組みでは現在、佐賀県を含む国内の3県でハーブ26品種を栽培されており、10月には唐津市に蒸留所を開設されることが紹介されました。
また、他県での取組との違いとして、佐賀県では行政や地域の支援により農地確保や人材連携が円滑に進んだことや、行政との連携をきっかけに様々なメディアで取り上げられたことで、これまでの顧客とは違った層から、今回の取組を評価する言葉が直接問合せ窓口に寄せられるなど、その情報発信力の強さが大きな魅力であったと強調されました。
クロストーク
最後は、「佐賀の素材が持つ魅力と可能性」「ブランド視点から見たサステナビリティと地域協業」「産学官民連携が切り拓く佐賀コスメ産業の未来」の3テーマで、佐賀県コスメティック産業推進室も交えて、ゲストによるクロストークを行いました。
トークの中で、コスメティック産業推進室からは「できることは何でも全力で支援する」という力強いメッセージが。
さらに、藤岡さんからは、食用として使われずに廃棄されている、柚子の種子やアスパラガスのカット部分等を原料化する佐賀県のアップサイクルの取組に注目が高まっていることが紹介されました。また、佐井さんからは行政や地域の協力によりブランドにストーリー性を持たせられる点をメリットとしてお話をいただきました。
次回のイベントは……?
9月も様々なイベントが企画されており、盛りだくさんの1ヶ月となります!
まずは、9月17日(水)12時より、第1回・2回のゲストとして登壇してくださった、高橋洋介さんによる「しくじり先生&相談会」がオンラインで開催されます。(申し込みはこちらをクリック)
また、9月19日(金)と21日(日)にコスメ県SAGAの魅力発信イベント「BEAUTY JOURNEY」を神奈川県鎌倉市で開催いたします。
カフェでコミュニケーションを楽しみながら、SAGAコスメの魅力に触れていただくイベントとなっております。(詳細・申し込みはこちらをクリック)
さらに、9月30日(水)15時からは「みんなの作戦会議」と題してコミュニティをもっと盛り上げるための「作戦会議」を佐賀市内で実施いたします。
6月のキックオフ、学びを深めた7・8月のビジネスセミナーに続き、9月は参加者同士がつながりを広げ、次の一歩を考える時間となります。(詳細・お申込みはこちらをクリック)
どちらも目が離せない内容となりますので、是非お申し込みください!